総務省消防庁によりますと、今月9日から15日までの1週間に熱中症で病院に運ばれた人は、全国で合わせて4157人で、前の1週間より1000人余り多くなりました。
去年の同じ時期と比べても1500人以上多く、この時期としては多いということです。
死亡した人は3人で、入院が必要な「重症」や「中等症」が1295人、「軽症」が2823人でした。
年齢別では、65歳以上の高齢者が2195人と全体の5割を超えたほか、18歳以上65歳未満が1515人、7歳以上18歳未満が430人、7歳未満が17人でした。
都道府県別では、大阪府が370人と最も多く、次いで、東京都の317人、埼玉県の259人となっています。
場所別では、住宅が1136人で、次いで、道路が895人、屋外の競技場や駐車場が630人などとなっています。
総務省消防庁は、「引き続き暑さが見込まれるため、水分補給やエアコンの使用など熱中症への基本的な対策は今後も続けてほしい」と呼びかけています。