林官房長官は臨時閣議のあとの記者会見で「マイナ保険証」の普及に向けて、ことし12月2日に今の健康保険証の新規発行を停止する方針について「『マイナ保険証』は国民にメリットがあるものであり、1人でも多く利用してもらうことが重要だ。健康保険証の新規発行の終了は法令で定められており方針に変更はない」と述べました。
そのうえで「『マイナ保険証』を保有しない方には『資格確認書』が交付され、今の保険証と同様に保険診療を受けられることを丁寧に周知するなど、不安払拭のための取り組みをしっかりと進めていく」と強調しました。
健康保険証の新規発行の停止をめぐっては、林官房長官は自身が立候補した自民党総裁選挙の選挙戦で「まだまだ国民の間には不安がある」と述べ、見直しも含めて検討したいという考えを示していました。