「PFAS」は1万以上の種類がある有機フッ素化合物で、このうち「PFOS」などの3種類は有害性が指摘されています。
都によりますと、10月3日、防衛省北関東防衛局からアメリカ側の情報として、「8月30日の大雨で横田基地の貯水池などからPFOSを含む泡消火剤の残留物が含まれる4万7000リットル余りの水が、おそらくあふれ出した。量はわからないが、排水溝に水が流入し、施設の外に出た可能性が高い」などと連絡があったということです。
アメリカ側がPFASを含む水が基地の外に出た可能性が高いと認めるのは初めてだということです。
このため、都や基地の周辺自治体でつくる協議会は10月4日、国に対し、基地の外に出た場所やPFOSの濃度などの詳細な情報を提供することや、影響を調査して公表することなどを要請しました。
都は「発生から1か月以上たつなど、速やかな情報提供がされなかったのは、基地周辺住民の不信感につながりかねず、極めて遺憾だ」としています。